ローゼットボルト(ローゼットワッシャーと皿ボルトのセット)
先日、「ローゼットボルト」についての見積もり依頼がありました。
なんでも、見た目を古くかっこよく見せたいため真鍮製の生地(めっきなし)がご希望とのことでした。(家具に使用するとのこと)
ローゼットワッシャーのことかと思って、ネットで検索したところ・・・
「皿(サラ)ボルト」と「ローゼットワッシャー(山形座金)」を組み合わせたセット(またはその総称)のことのようです。
2つの部品から構成されています。
・皿CAPボルト(皿ボルト):頭部が円錐状(逆円錐)になっているボルト。
・真鍮ローゼットW(ローゼットワッシャー):真ん中が皿ボルトの形状に合わせてすり鉢状にくぼんでいる、お椀型のワッシャー(座金)。
この2つを重ねて使うことで、独特の機能とメリットが生まれます。主な特徴や用途は以下の通りです。
ローゼットボルトの主なメリット・役割
1. 「サグリ加工(穴の面取り)」が不要になる
通常、皿ボルトを部材にフラットに埋め込むためには、部材側に「サグリ加工(皿モミ加工)」という斜めのくぼみを掘る特殊な加工が必要です。 しかし、ローゼットワッシャーを挟むことで、平らな板や穴に対しても、そのまま皿ボルトをしっかりと締め付けることができるようになります。
2. 高い装飾性(見た目が美しくなる)
ボルトの頭の角が露出せず、ローゼットワッシャーのなめらかな傾斜の中にすっぽりと収まります。真鍮製(ゴールド)やアルマイト加工されたアルミ製、ステンレス製などがあり、メカニカルで美しい仕上がりになるため、デザインの一部(ドレスアップ)として使われます。
3. 締め付け力の分散と部材の保護
ワッシャーの底面が広いため、ボルトを締め付けた際の圧力が均等に分散されます。これにより、木材やプラスチック、薄い鉄板などの柔らかい素材に対して、ボルト頭がめり込んだり(陥没)、部材が割れたりするのを防ぎます。
4. 盗難・いたずら防止効果
ボルトの頭部がワッシャーのくぼみに埋まるため、横からペンチやプライヤーなどの工具でボルトの頭を挟んで強制的に回すことが困難になります。
主な用途
・自動車・バイクのナンバープレート固定用(URLのAmazon商品もナンバーボルト用です。ドレスアップと盗難防止を兼ねています)
・自動車のエンジンルームや内装のドレスアップ
・家具やオーディオ機器の外装パネルの固定
・工作機械や看板の表面など、見栄えを重視する場所
このように、機能性(部材保護・加工の手間削減)と高いデザイン性を両立させたい場合に非常によく使われる優秀なボルトセットです。
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