4種類の留め具「割ピン・足割鋲・スナップピン・松葉ピン」
先日、「割ピン・足割鋲・スナップピン・松葉ピン」のお問い合わせがありました。
用途としては、穴に通して工具を使わず手で曲げて仮止めをしたいそうです。
そこで、今回はこれらのピン類をご紹介いたします!
これらは主に「部品の脱落防止」や「仮止め」に使われるものですが、それぞれ特性や使い道が異なります。
1. 割ピン(わりぴん)
画像左上の、金属の棒を二つ折りにしたような形状のピンです。
・使い方: ボルトや軸に開けられた貫通穴に差し込み、先端の分かれている部分を左右に折り曲げて固定します。
・特徴: 一度曲げると金属疲労が起きるため、原則として「再利用不可(使い捨て)」です。
・用途: 車のホイールナットの緩み止めや、機械部品の脱落防止など、安全性が求められる箇所によく使われます。
※サンコーインダストリー様 資料引用
割りピン 止めピン コッターピン 2mm x 12mm 304ステンレス
2. 足割鋲(あしわりびょう)
画像右上の、丸い頭がついた画鋲のような形状のものです。
・使い方: 紙や薄い板の穴に差し込み、裏側に出た2本の足を左右に広げて固定します。
・特徴: 割ピンの文具・装飾版といった趣で、真鍮(しんちゅう)製などが多く見られます。
・用途: 文房具として書類を綴じたり、レザークラフトの装飾、工作、カバンの底鋲などに使われます。
3. スナップピン / 松葉ピン(まつばぴん)
画像下段の2つです。これらは形状が似ており、役割もほぼ同じです。
・使い方: 軸の穴に「カチッ」とはめ込むように差し込みます。バネの力を利用して固定します。
・特徴: 割ピンと違い、抜き差しが簡単で**「再利用が可能」**です。
・違い: スナップピン(左下): 波打っている部分が軸にフィットし、より外れにくい構造です。
松葉ピン(右下): スナップピンの一種で、よりシンプルな曲線を描いています。
・用途: 頻繁にメンテナンスや分解が必要な箇所の脱落防止(例:台車の車輪軸、農機具、ラジコンのボディ固定など)。
| 種類 | 特徴・固定方法 | 再利用 | 代表的な規格 (適用サイズ等) |
| 割ピン | 軸の穴に差し込み、先端の足を左右に曲げて固定する 。強力な脱落防止効果がある 。 | ✕ 原則不可 | 呼び径 1.0〜16.0 など幅広いサイズ展開 。 |
| 足割鋲 | 穴に差し込み、足を割り広げて固定する 。真鍮(銅)製で装飾性も備える 。 | △ 数回程度 | 頭径 9〜13.5mm、全長 22〜23.8mm など 。 |
| スナップピン | バネの弾性を利用し、軸に「パチン」とはめ込んで固定する 。着脱が非常に容易 。 | 〇 可能 | 適用する軸径 D=4〜16mm 用などが規定 。 |
| 松葉ピン | スナップピンと同様にバネ性で固定するが、より緩やかな曲線を持つ 。 | 〇 可能 | 適用する軸径 D=5〜20mm 用などが規定 。 |
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