低頭のタッピング各種【(+)スリムヘッドA・B0・B1、超極低頭A、極低頭A平、超低頭TP】

今回は、「低頭(頭部が薄くて平べったい)のタッピング」についてです!

「低頭タッピングねじ」とは、一言で言えば「頭部の厚みを極限まで薄くした、下穴に直接ねじ込めるネジ」のことです。

通常のタッピングねじは頭部に厚みがあり、締結後に数ミリの出っ張りが生じますが、低頭タイプはこれを1mm以下〜1.5mm程度に抑えています

低頭タッピング各種.jpg


1. 驚異的な「頭の薄さ」

・最薄クラス(0.7mm〜0.9mm): 「超低頭TP(AHN3-TP)」や「スリムヘッド」シリーズが該当します 。これらは、1円玉(厚さ1.5mm)の約半分という圧倒的な薄さです。

・極低頭クラス(1.1mm〜1.5mm): 「超極低頭TP」や「極低頭A平」が該当し、薄さと締め付け強度のバランスを重視しています


2. 用途に合わせた「ねじ先」のバリエーション

タッピングねじは相手材(何にねじ込むか)によって先端形状を使い分けます。

・1種A形(先端が尖っている): 木材や薄い鋼板、プラスチックに最適です

 例:スリムヘッドA、超極低頭TP、極低頭A平

・2種B0/B1形(先端が平ら): プラスチックや非鉄金属に向いています 。B1形には「割れ溝」があり、よりねじ込みやすくなっています

・AHN3-TP: 3mm径でピッチが細かく(25.4mmにつき24山)、精密な締結に向いています


3. 「回しやすさ」の選択肢

頭が薄いとドライバー穴が浅くなるため、工具の食いつきが重要になります。

・十字穴(プラス): 一般的な工具で扱えますが、非常に薄いため高いトルクをかける際は注意が必要です

・六角穴: 「極低頭A平タッピン」に採用されており、薄型ながらもレンチがしっかり噛み合い、力強い締め付けが可能です

画像の名称呼び径頭部高さ
(H/k)
頭部径
(D/dk)
穴形状ねじ先の形状
(+) スリムヘッド
Aタッピン
3
4
0.80
0.90
6.0
8.0
十字穴
1種A形
(尖っている)
(+) スリムヘッド
B0タッピン
3
4
0.8
0.9
6
8
十字穴
2種B0形
(溝なし
・平先)
(+) スリムヘッド
B1タッピン
3
4
0.8
0.9
6
8
十字穴
2種B1形
(割れ溝あり
・平先)
(+) 超極低頭TP
(1種A形)
3
4
0.9
1.1
8.0
十字穴
1種A形
(尖っている)
極低頭
A平タッピン
41.58六角穴
1種A形相当
(尖っている)
(+) 超低頭TP
(AHN3-TP)
30.75.5十字穴
B形相当
(平先)

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