ネジザウルスでもはずせない「いたずら防止ねじ」各種
ペンチ型工具の代名詞である「ネジザウルス」は、いたずら防止ねじにとって最大の天敵と言えます。
なぜ簡単に外せてしまうのか、逆にどうすれば防げるのか、その攻防についてです!
1. なぜネジザウルスで外れてしまうのか?
いたずら防止ねじの多くは「ねじ穴(リセス)の形状」を特殊にしていますが、「頭の側面(外周)」は普通のねじと変わりません。
・強力なグリップ力: ネジザウルスは独自のタテ溝構造で、ねじの頭をガッチリ掴みます。
・露出した頭: ねじの頭が表面に出ている(一般的なナベ頭)場合、横から掴むスペースがあるため、ねじ穴(リセス)が何形だろうと関係なく回されてしまいます。
PZ58 ネジザウルスGT 裏技なるネジ
2. ネジザウルスでも外せない「対策済みいたずら防止ねじ」
メーカー側も黙っておらず、ネジザウルスの「掴む」攻撃を無効化する設計のねじも存在します。
A. 頭の形状を工夫する(超極低頭・トラス)
・超極低頭ねじ: 頭の厚みが極めて薄く、ペンチの刃が引っかかる隙間を与えません。
※現状はTRXかシックスロブリセスのみ(タンパー・ピンなし)
・トラス形状: 頭の側面がナベ頭よりつかみにくく、ペンチで掴もうとしてもツルッと滑るようになっています。
【TRXタンパートラス小ねじ】
※サンコーインダストリー様 資料引用
TRXタンパー(トラス小ねじ 900個 TRXタンパー(トラスコ 4 X 16 鉄
B. 座金を工夫する(ロゼットワッシャー)
ねじの頭を「カップ状のワッシャー(座金)」の中に沈め込む方法です。こうなると、ペンチの刃がねじの横側に届かなくなります。
【ローゼットワッシャー】
黄銅ロゼットワッシャー M4
C. 埋め込み(ザグリ加工)
あらかじめ素材側に穴を掘っておき、ねじの頭が表面より下にくるように配置します。これなら物理的に横から掴むことは不可能です。
バラ単位での対応可能です!
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