エヌエヌ印スポットネジパチットとCDスタッドの比較

先日、「エヌエヌ印スポットネジパチット」「CDスタッド」の違いのお問い合わせがありました。

現在、詳細をメーカーに確認中ではありますが、資料からAIに比較してもらった内容を掲載します。
(※あくまでもAI判断のためご注意を・・・)

CDスタッド(コンデンサ放電式スタッド溶接)は、薄板に対して裏面に焼け跡を残さず、瞬時にボルトを溶接できる非常に便利な工法です。



1. CDスタッドの主な形状

用途に合わせて、主に以下の3つの形状が使われます。

・ストレートタイプ(めねじ・おねじ) 最も一般的なボルト形状です。部品をナットで固定する場合に使用します。

・フランジ付タイプ 根元にツバ(フランジ)があるタイプです。溶接強度がより安定しやすく、現在主流の形状です。

・タップ付(めねじ)タイプ 円柱の中にネジ穴が切ってあるタイプです。表面に突起を出したくない場合や、外側からボルトをねじ込みたい場合に使用します。

CDスタッド.jpg
※サンコーインダストリー様 資料引用


2. 材質の選び方

基本ルールは、「母材(溶接される側の板)と同じ材質を選ぶ」ことです。異材質だと溶接ができなかったり、電蝕(腐食)の原因になったりします。

母材の材質選ぶべきスタッドの材質備考
鉄 (SPC/SS)鉄(銅メッキ付)
通電を良くするため銅メッキが施されています。
ステンレス
(SUS304等)
ステンレス
(SUS304相当)
耐食性に優れています。
アルミ (AL)アルミ (A5052等)
アルミ板には必ずアルミスタッドを使用します。


【CDスタッド(F型)】
CDスタッド(F型).jpg





【CDスタッド(S型)】
CDスタッド(S型).jpg





「エヌエヌ印 スポットねじ パチット」と、「CDスタッド(JDIシステム)」を比較・解説します。

結論から言うと、この2つは「専用の溶接機を使うか、汎用のスポット溶接機を使うか」という点が最大の大きな違いです。

比較項目エヌエヌ印
スポットねじ パチット
CDスタッド
(JDI方式など)
溶接方法スポット溶接機(汎用品)を使用
CD専用スタッド溶接機を使用
溶接の原理抵抗溶接(加圧して電気を流す)
コンデンサ放電(瞬間放電)
主な特長既存のスポット溶接設備を活用できる。強度が安定しやすい。
専用機が必要だが、薄板裏面の焼けが極めて少ない。作業が速い。
フランジ形状ツバ(フランジ)部分に**3ヶ所のプロジェクション(突起)**がある。
先端中央に**1つのチップ(極小突起)**がある。
めっき板への対応亜鉛めっき鋼板(SECC等)でも、スポット溶接の条件出しにより使用可能。
めっき鋼板にも溶接可能だが、条件がシビアな場合がある。

「パチット(スポットねじ)」の注目すべき点

パチットには以下のメリットがあります。

1プロジェクション溶接による安定性

フランジの裏側に「3つの突起(ダボ)」があり、ここに電気が集中して溶けることで、母材としっかり溶着します。CDスタッドで発生しがちな「溶着不良トラブル」の解決策として検討されるケースがあります。

2既存設備の活用

CDスタッド溶接機を持っていない工場でも、一般的なスポット溶接機(定置式など)に専用の電極を取り付けるだけで溶接が可能です。

3推奨材質

鉄(銅めっき付)は、通電性を高める工夫がされています。

 【パチット(スポットねじ)】

パチット(スポットねじ).jpg








どちらを選ぶべきか?

・「CDスタッド」を選ぶべきケース:

 板厚が非常に薄く、裏面の塗装やめっきを一切痛めたくない(美観重視)場合。

 手持ちのガンタイプで、大きな板のどこにでも自由に素早く打ちたい場合。

・「パチット」を選ぶべきケース:

 すでにスポット溶接機を所有しており、CDスタッド専用機を導入したくない場合。

 CDスタッドでは強度のバラツキ(回転トルク不足など)に悩まされている場合。

 決まった位置に、より確実な強度で固定したい場合。




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