六角ボルトの頭部刻印について
先日、「六角ボルトの頭部刻印」が同じもの(EW 4.8)がほしいとの問い合わせがありました
六角ボルトの頭部の刻印は、主にその強度区分と製造元を示すために施されます。
特に**JIS(日本産業規格)**の本体規格品では、これらの情報が表示されることが規定されています。
主な刻印の意味は以下の通りです。
【強度区分を示す刻印】
ボルトの最も重要な情報の一つで、そのねじの機械的性質(引っ張る力に対する強さなど)を示します。
一般的な鉄鋼製ボルトの強度区分は、小数点を含む数字で表されます。
| 刻印例 | 意味 |
| 4.8 | 最小引張強さ 400 N/mm2、降伏強さ(耐力) 400×0.8=320 N/mm2 |
| 8.8 | 最小引張強さ 800 N/mm2、降伏強さ(耐力) 800×0.8=640 N/mm2 |
| 10.9 | 最小引張強さ 1000 N/mm2、降伏強さ(耐力) 1000×0.9=900 N/mm2 |
| 12.9 | 最小引張強さ 1200 N/mm2、降伏強さ(耐力) 1200×0.9=1080 N/mm2 |
・小数点の前の数字: 最小引張強さ(ボルトが破断する最大の張力)を示します。
この数値に 100 を掛けると、N/㎜2単位での最小引張強さが得られます。
・小数点の後の数字: 降伏強さ(ボルトが永久に変形せずに元に戻る最大の張力)が、最小引張強さの何割であるかを示します。
【製造者識別記号】
ボルトを製造したメーカーを示すために、アルファベットや記号が刻印されます。
これにより、製品のトレーサビリティ(追跡可能性)が確保されます。
・例: KN、NB、KKT、DS など(メーカーにより異なります)。
【ステンレス鋼製ボルトの強度区分】
ステンレス鋼製ボルトでは、「A2-70」のように鋼種区分と引張強さを示す数字で表されます。
・A2: 鋼種区分(SUS304系オーステナイト系ステンレス鋼)
・70: 最小引張強さ(この数値に 10 を掛けて N/mm2)
その他の刻印
・7マーク(7T): 主に自動車業界で使用される高強度ボルト(強度区分8.8T相当)に見られる刻印です。
・Mマーク: かつての規格(メートルねじ)を表す場合や、特別な規格(例: 建築向けのZマーク)をクリアしていることを示す刻印が併記されることがあります。
・凸マーク: JIS本体規格品と旧規格(附属書品)を識別するために、頭部外周部に付けられることがあります。
これらの刻印は、特に強度や安全性が求められる用途で、適切なボルトを選定・確認するために非常に重要な情報となります。
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