ALCドライブとALC用プラグの違い、引張強度はどちらが強い?
先日、ALC用のねじをお探しのお客様が来店されましたので、こちらでもご紹介いたします!
ALCドライブとALC用プラグは、どちらも**ALCパネル(軽量気泡コンクリート)**に物を取り付けるための固定具ですが、その構造と施工方法に違いがあります。
1. ALCドライブ (ALC Drive)
・構造: 主に特殊なねじ山を持つ**ねじ(ビス)**の形状をしています。
・施工方法: 下穴が不要、または非常に小さい下穴で、ねじ自体がALCパネルにねじ込まれながら、穿孔、タップ(めねじ切り)、取り付けの工程を一工程で行います。
ALCパネルに直接めねじを形成し、安定した保持力を発揮します。
・特徴: 施工が簡単で迅速、作業性が良い。コーナー部やコバ部にも施工が可能です。
※サンコーインダストリー様 / サンコーテクノ様 資料引用
サンコーテクノ ALCドライブ FALD-450P 100本入り
ALC(ヘーベルパワーボード)木造住宅メーカーの注意点!
2. ALC用プラグ (ALC Plug / ALC Anchor)
・構造: 主に樹脂製(ナイロンなど)や金属製のアンカー(プラグ)の形状をしています。ねじ山を持つめねじアンカーのタイプが多いです。
・施工方法: まずALCパネルに下穴を開け、その穴にプラグ本体を打ち込みまたはねじ込みで挿入して固定します。
その後、プラグのめねじ部にボルトやねじをねじ込んで物を取り付けます。プラグがALC内部で開いたり、爪が食い込んだりして固定されます。
・特徴: 高い引抜強度や保持力を持つ製品が多く、取り外しを伴う工事に適しためねじアンカーのタイプもあります。
コンクリートプラグの使い方・使用方法(カールプラグ、エールプラグ、オールプラグ・アンカー)
| 項目 | ALCドライブ (ALC Drive) | ALC用プラグ (ALC Plug / ALC Anchor) |
|---|---|---|
| 形状 | 特殊なねじ山を持つねじ(ビス) | 樹脂製や金属製のプラグ/アンカー |
| 下穴 | 不要または非常に小さい下穴 | 一般的に必要 |
| 施工 | ねじ込みにより穿孔、タップ、取り付けを一工程で完了 | 下穴にプラグを挿入・固定し、後からねじ/ボルトで固定 |
| 用途 | 配管・配線サドル留め、内装下地材など軽〜中程度の取り付け | 機器・器具の取り付け、高い保持力が求められる場合など |
一般的に、**ALC用プラグ(アンカー)のほうが、ALCドライブよりも高い引き抜き強度(保持力)**を発揮する傾向があります。
これは、固定の仕組みが根本的に異なるためです。
1. ALC用プラグ(アンカー)の強度が高い理由
・固定の仕組みが強固: ALC用プラグ(アンカー)は、下穴に挿入された後にALCパネルの内部で脚が広がったり、特殊な形状の爪がALCに食い込んだりすることで、ALCパネルに対して面や点でガッチリと固定されます。
・専用の設計: 特に、分電盤や配電盤などの比較的重いものを取り付けるためのALC専用めねじアンカーは、高い引抜力を誇るように設計されています。
2. ALCドライブの固定の仕組み
・ねじ山による食い込み: ALCドライブは、特殊な太いねじ山がALCパネルに直接めねじを形成し、そのねじ山の摩擦と食い込みによって保持力を得ています。
・手軽さとのトレードオフ: 施工の手軽さ(下穴が不要、一工程で完了)が最大のメリットである反面、大きな荷重に対しては、内部で形状を変化させて固定するプラグに比べて保持力が劣る場合があります。
要点:
・重いものや高い安全率が求められる場合は、**ALC用プラグ(アンカー)**を選ぶのが一般的です。
・軽量なもの(配線・配管サドル、案内板など)の取り付けで施工の速さを優先する場合は、ALCドライブが非常に便利です。
最終的な強度は、製品の材質、構造、ALCパネルの状態、そして施工の正確さに大きく左右されます。必ず製品ごとのカタログに記載されている最大引抜強度や推奨用途を確認して選定してください。
| 製品タイプ | サイズ例 | 引張強度(ALC母材) |
|---|---|---|
| ALCドライブ (ねじ込み式) | K-4(M4相当) | 約180 kgf |
| ALC用プラグ (打込み式) | MG-10X50P (6.0〜8.0mmビス) | 約1.7〜2.0 kN (≒170〜200 kgf) |
※数値は製品や施工条件により異なります。安全率を考慮して設計する必要があります。
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