割ピンとスナップピンと松葉ピン
今回は、、弊社でも比較的出る「割ピン」と「スナップピン」「松葉ピン」をご紹介します!
割ピンとスナップピンはどちらも部品の固定に使用される部品ですが、用途や構造にいくつかの違いがあります。
主な違い
・固定力: 割ピンはしっかりと固定したい場面向け。スナップピンは簡単に取り外しが必要な場面向け。
・使いやすさ: 割ピンは取り付け・取り外しに少し手間がかかるが、スナップピンは簡単に扱える。
・再利用性: スナップピンは何度も使えるのに対し、割ピンは基本的に1回限り。
使う状況に応じて、どちらを選ぶか決めると良いです。
【割ピン】
割ピンの特徴
①構造: 細い棒状で、先端が2つに分かれているのが特徴。穴に通した後、この2つの先端を外側に折り曲げて固定します。
②用途:
・ボルトやナットが緩むのを防ぐために使用。
・固定力が必要な場面に適している。
③取り外し: 一度使用すると、再度まっすぐに戻して取り外す必要があり、使い捨てのことが多い。
※サンコーインダストリー様 資料引用
ステンレス 割ピン [ SUS304 ] (呼び径d)2 x (長さL)15mm (8個)
割ピンのサイズを選ぶ際には、以下のポイントに注意すると良いです:
1. 穴の直径を測る
・割ピンを挿入する穴の直径に適したものを選びましょう。
・割ピンの直径は、通常、穴の直径と同じかわずかに小さいサイズが理想です。
2. 割ピンの長さ
・割ピンを通した後、固定する部分の外側に少なくとも1.5~2倍の長さが余るものを選んでください。
この長さがあれば、先端を折り曲げてしっかり固定することが可能です。
3. 負荷と強度
・高負荷がかかる場所では、十分な強度を持つ直径が大きめの割ピンを選んでください。
・軽負荷の場合は、細い割ピンでも問題ありません。
4. 標準的なサイズ表を参照する
割ピンには規格があります。例えば、「JIS規格」や「ISO規格」などでサイズが定義されています。
・通常、サイズは 直径 × 長さ(例:2mm × 20mm)で表記されます。
5. 使用環境に注意
・水や湿気が多い環境では、ステンレス製の割ピンを選ぶと錆びにくくなります。
・屋内で使用する場合は、スチール製や真鍮製の割ピンでも十分です。
【スナップピン】
スナップピンの特徴
①構造: 曲がったワイヤーやクリップ状の部品。一般的には、片側が丸くなっていて簡単に着脱可能。
②用途:
・工具を必要とせず、素早く取り付け・取り外しが可能。
・農業機械、自動車部品など、頻繁に取り外す必要のある場所で使用されることが多い。
③取り外し: 簡単に着脱できるため、再利用が可能。
スナップピン ステンレス サイズ14mm 17個入
スナップピンのサイズを選ぶ際には、以下のポイントを考慮すると良いです:
1. 対応するシャフトの直径
・スナップピンはシャフトに取り付けられるため、シャフトの直径に合ったピンのサイズを選びましょう
・ピンがしっかりと固定されることが重要ですが、過度に締まりすぎると取り付け、取り外しが難しくなるため、適切なサイズを選ぶことが大切です。
2. 溝の深さ
・スナップピンが溝に適切に収まることを確認してください。溝の深さとスナップピンの形状が一致している必要があります。
3. ピンの厚み
・ピンの厚みも考慮が必要です。適切な厚みであることで、ピンがしっかりと固定され、かつ簡単に取り外せるようになります。
4. 用途と負荷
・使用場所の負荷に応じて、強度が十分であるピンのサイズを選択しましょう。
・軽い負荷には細いピンが使える一方、高い負荷がかかる場合は厚みがあり、頑丈な材質のピンを使用します。
5. 規格や寸法表の確認
・スナップピンには規格(例:JISやISO)に基づくサイズがあります。規格表を参考にして選ぶと、より精度の高い選定ができます。
6. 取り付けの容易さ
・頻繁に取り付け・取り外しが必要な場合、少し余裕のあるサイズを選ぶと作業がスムーズに行えます。
また近い形状で「松葉ピン」というのがあります・・・
ステンレス/生地 松葉ピン 適用軸径(mm): 18 (2本入り)
スナップピンと松葉ピンはどちらも機械部品やシャフトの固定などに使用されるクリップ状の部品ですが、それぞれの構造と用途にはいくつかの違いがあります。
松葉ピンの特徴
①構造: 松葉の形状をしたクリップで、スリット部分でシャフトなどを挟む仕組みです。その形状から「松葉」という名前が付けられています。
②用途:
・主に軽負荷な固定用途に使われることが多い。
・見た目がシンプルで、装飾的な要素がある場合もあります。
③取り外しや再利用: 手作業で簡単に取り付け・取り外しが可能で、スナップピンと同様に再利用が可能です。
主な違い
特徴 | スナップピン | 松葉ピン |
---|---|---|
形状 | 曲げられたワイヤー、 片方が円形 | 松葉状のクリップ |
取り付け | 工具なしで簡単 | 工具を使わずに簡単 |
用途 | 高頻度で取り外しが 必要な場所に適する | 軽負荷の固定や 装飾的な用途 |
再利用性 | 高い | 高い |
継手リンク(クリップ・割ピンとスプリングピン)の取付け方
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