調質、高強度「六角ナット」
調質、高強度「六角ナット」のご紹介です!
ねじの材料と熱処理方法を指定する時の記号についてです。
一般的にこれらの記号はJIS等で規定されたものでなく、従来からの慣習で呼ばれている場合が多いです。
例えば、S45C(H)というのはS45Cに調質(H:Heat Treated、熱処理)を行ったもので、S45C(N)はS45Cに焼きならし(N:Normalizing、標準化)を行ったもの、さらに、S45C(A)はS45Cを焼きなまし(A:Annealing)したもの等があります。
(H) 焼入れと焼戻し(調質)
焼入れとは、鋼を加熱し急速冷却する事によって鋼の硬度を上げる操作を言う。硬くなるが脆くなります。
焼戻しとは、焼入れ後脆く組織的にも不安定な鋼を、組織を安定化させ本来の材料特性を活かし引張り強度、耐力、伸び等の機械的性質を向上させ、硬くて粘り強い鋼にする為におこなう熱処理です。
(N) 焼ならし(焼準)
目的は鋼の組織の改善です。
高温で鍛造等で成形すると、加熱、冷却が部分により不均一になり異常組織となり、結晶粒の粗大化及び不ぞろいがおきます。これを本来の組織に戻す為の熱処理です。
(A) 焼なまし(焼鈍)
目的は鋼の軟化と組織の改善です。
鉄や鋼を加工し易く軟化する事と結晶組織の調整をする為の熱処理です。
焼なましの中で完全焼なまし、応力除去焼なまし、球状化焼なましがねじ部品には多く利用されます。
小売り対応してます!
バラ単位での対応可能です!
個人客のお客様も安心してご購入できます!!
小箱単位なら、さらにお安くできます!!!
この記事へのコメント