溶接ナット各種(六角溶接ナット・パイロット付き六角ナット・四角溶接ナット・T型溶接ナット)

昨日、「溶接ナット」のご注文があったのでこちらでもご紹介いたします!

溶接ナットは、その名の通り溶接によってナットを取り付けるのに使われる工業部品です。
溶接によりつけられていることから安定性が高く、ナットを利用しての脱着もしやすいですが、種類が複数ありそれぞれで特徴が微妙に異なります。

溶接ナットには、主に「六角」「四角」「T型」の3種類が使用されています。

【六角溶接ナット パイロット付1A形:パイロット付(P付)
位置ずれを防止するパイロット付き六角ナット。
パイロット径に合った下穴にパイロット部分を挿入するだけで、正確な位置決めができる。
鉄板とのすき間がないため、確実なアーク溶接が可能

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板金(特に薄板など)にメネジをたてる際に使用されます
1A型:パイロット付き 1B型:パイロット無し で区別されております


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六角ウエルドナットの突起は、溶接突起物(足や爪など)とも呼ばれており、この3点を板金に溶接することで、ウエルドナットの取り付けを行います。
突起があるタイプのウエルドナットは、スポット溶接プロジェクション溶接などの溶接方法を用いる際に使用されるのが一般的です。
この突起部分にのみ電流を流すことで、ナットのねじ山部分の熱によるひずみの発生を抑える効果があります。
また、突起部分のないウエルドナットでは、アーク溶接などの溶接方法が利用されるケースが多いようです






【パイロット付き六角ナット】
六角溶接ナットはM12までしかございません。
M16 M20 W3/8などの寸法は「パイロット付き六角ナット」で提案させていただくことが多いです。
爪無しですが、採用頂けるケースは多いです。
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【四角溶接ナット パイロット付】1C形:パイロット付(P付)

4方向に飛び出した足と母材を溶接して使用します。

六角に比べると作業性はやや劣りますが、安定性は高く使いやすいナットです。

また、六角のものも四角のものも、下穴にはめてナットの位置決めをしたうえで溶接できるよう、パイロット(突起)が付いているものもあります。

1C形:パイロット付(P付)
1D形:パイロット無(P無)
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【T型溶接ナット】1A形:P付ダボ付

フランジが付いており、溶接面積の広いナットです。

溶接面積が広い分、作業には手間がかかりますが、取り付けたあとは振動にも強く安定性も高くなっています。

こちらは、パイロットの代わりにダボが付いているものがありますので、位置決めに利用しましょう。

1A形:P付ダボ付
2A形:P付ダボ無
1B形:P無ダボ付
2B形:P無ダボ無
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規格はJIS規格と、メーカー規格である太田プレス製があります。
当社在庫品は太田プレス製となります。
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※サンコーインダストリー様 資料引用







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